• このエントリーをはてなブックマークに追加

電子カルテの日本での普及率はどの程度なのか

電子カルテの普及率

電子カルテの普及率はどのくらいあるのでしょうか。すでにかなり普及しているイメージを持っている人がいるかもしれませんが、日本国内における普及率は3割程度となっています。そのため、まだまだ発展途上といえるでしょう。ただし、現在どんどん普及率は高まっているのが現状となっています。さまざまなメリットがあり、低コスト化を実現することもできるため、多くの医療機関が注目しているのです。 海外の方が日本よりも電子カルテの普及率は高くなっています。こちらを導入することによって、さまざまなメリットを得られるからです。データを共有できるようになり、サーバーに保存することによって保管スペースも必要ありません。さまざまなシステムとも連携することができるのです。アメリカでは普及率が7割程度となっています。100%に達していない理由としては、導入をするためにコストがかかることがネックとなっているのです。ただし、どんどんIT化が進められているため、日本よりも普及はしているのです。イギリスについては普及率はほぼ100%に近い状態となっています。イギリスというのは医療ITの最先端を進んでいる国といえるでしょう。データセンターによって情報共有をしており、それが地域医療にも貢献しているのです。在宅医療にも応用されています。カナダは大病院では8割程度普及しており、それ以外では5割程度となっています。こちらでは政府が主導してシステムを普及するための事業が展開されており、予算も組まれています。そのため、これからはどんどん普及が進んでいくでしょう。 このように国によってどれくらい普及しているのかにはばらつきがあります。日本では2001年頃から本格的に政府主導で導入が進められています。

普及の障害となっているもの

日本で電子カルテの普及率がそれほど高くないのには理由があります。最大の理由となっているのは導入するためにコストがかかる点です。導入してからもメンテナンスや修理代などにもコストがかかってしまいます。このようなコストをかけるだけの価値があると医療機関からあまり思われていないのが現状です。特に設置型の電子カルテというのは医療機関の負担が大きくなってしまいます。 セキュリティーについても気を使う必要があります。万が一、情報が流出してしまえば大変なことになってしまいます。また、このようなシステムを扱うスタッフを用意できないという医療機関も多いのです。パソコンでの入力に慣れていないスタッフはたくさんいます。システムを導入したとしても、それがきちんと機能するようになるまでにはかなりの時間とお金がかかってしまうことになります。 このような理由から普及があまり進んでいないのです。費用対効果という面から見てもあまりメリットがないと判断されているうちは、あまり普及率は高くならないでしょう。逆にメーカーの方でさまざまな工夫をして費用対効果を高めることができれば、もっと普及していく可能性があります。実際に多くのメーカーが開発の現場においてさまざまな工夫をしており、これから先はどんどん普及していく兆しがあるのです。 紙のカルテではできないことができるのが電子カルテの特徴となっています。その重要性がこれからどんどん啓発されていくでしょう。どのようなメリットがあるのかしっかりと説明されて、それを納得する医療機関が増えていけば、もっと普及するようになります。

電子カルテのこれから

電子カルテはこれからどうなるのでしょうか。まず普及率は確実に高まっていくでしょう。たとえば2002年には大規模病院において2.9%だったものが、2011年には57.3%に達しているのです。一般病院全体においても2002年は1.3%だったものが、2011年には21.9%に上昇しており、現在では3割程度の割合で普及が進んでいます。この数字はこれからどんどん上がっていくでしょう。 たとえばパソコンでの入力に抵抗を感じるスタッフが多いという問題があるのですが、これからは日常的にパソコンを扱っているスタッフの割合が医療機関でどんどん増えていきます。むしろ紙で記入をしていくスタイルに抵抗を感じる世代が働くようになるでしょう。そうなれば、電子カルテの普及がどんどん後押しされていきます。 コスト面については、最近クラウド型のサービスが流行っています。これは企業の用意するデータセンターにカルテのデータを記録しておくというものです。院内にサーバーを設置せず、院外のサーバーを利用するという仕組みとなっています。これによって、サーバーを設置したり保守管理をする必要がなくなります。これによって導入をするコストはかなり軽減されるでしょう。 セキュリティーについても、サーバーセンターの管理をしている企業が責任をもってくれるため、安心できます。 それぞれのメーカーはより便利にシステムが使えるようになるために、開発の際にさまざまな工夫を凝らしています。そのため、今後はもっと操作性が向上されていき、利用しやすいシステムが登場してくるでしょう。このような状況となっているため、これから日本でどんどんカルテの電子化は進んでいくと予想されています。

ピックアップ記事

電子カルテのメーカーを選ぶ際のポイントについて

電子カルテシステムを提供するメーカー電子カルテは現在どんどん医療機関で導入が進んでいます。これを導入することによって得られるメリットが大きいことが理由です。かつては紙のカルテが主流でしたが、電子カルテ...

電子カルテのシステムとはどのようなものなのか

電子カルテのシステムの仕組み電子カルテはどんどん導入が進められています。それでは一体どのようなシステムとなっているのでしょうか。現在、病院にはどんどんコンピューターシステムが導入されています。医事会計...

電子カルテの日本での普及率はどの程度なのか

電子カルテの普及率電子カルテの普及率はどのくらいあるのでしょうか。すでにかなり普及しているイメージを持っている人がいるかもしれませんが、日本国内における普及率は3割程度となっています。そのため、まだま...

電子カルテシステムの導入の際に比較するポイント

クラウド型と院内サーバー型電子カルテにはクラウド型と院内サーバー型という2つのタイプがあります。これらを比較してみましょう。まずクラウド型のメリットというのは災害に強い点です。サーバーが外部にあるため...

電子カルテの現在のシェアについてのポイントを解説

電子カルテのシェアについて病院では急速にIT化が進められています。さまざまな業務にコンピューターシステムが関わるようになっており、その一つとして電子カルテがあります。紙のカルテが当たり前だった時代はも...

電子カルテの普及率と今後の動向について

電子カルテの普及率が上がることで患者側には大きなメリットがあります。例えば、紙ベースの場合には消失が考えられますが、ここではそのリスクは非常に少なく、継続したスムーズな治療を受けることが可能になります...

コスト削減効果を持つ電子カルテのメリットについて

病院は多くの患者さんが訪れるため、患者さん一人一人のカルテを作成しています。カルテには病院に訪れた時の日付や病歴などが記載してあり、外来受付を行うと必ず担当医師にカルテが回るような仕組みになっています...